●水痘帯状疱疹ウイルスは、水痘が治ったあとも感覚神経に潜んでいます。加齢や過労などで免疫力が低下すると増殖を開始し、感覚神経に沿って皮膚に帯状疱疹を発症することがあります。
●帯状疱疹を発症すると、体の左右どちらか一方に水疱と後半が帯状に広がります。強い痛みを伴うことが多く、3~4週間ほど続きます。
●皮膚症状が治った後も数か月から数年にわたって痛みが続くことがあります(帯状疱疹後神経痛)。
帯状疱疹ワクチンの接種対象者
2016年3月から、幼児の定期接種に使われている水痘ワクチンが50歳以上を対象に帯状疱疹予防にも使用できることになりました。ワクチンは体調の良い日に接種を行う事が原則です。
健康状態が良好でない場合は、医師への相談が必要になります。また、他ワクチン製剤の接種を受けた方は間隔をあける必要があります。生ワクチンの場合は通常27日以上、不活化ワクチンの場合は通常6日以上間隔を置いて接種します。
以下の症状の方は接種を受けることができません。
*明らかに免疫機能の異常のある疾患を有する方
*免疫抑制をきたす治療を受けている方
*副腎皮質ステロイド剤及び免疫抑制剤などの治療を受けている方
*妊娠していることが明らかな方
詳しい内容については、お気軽に医師にご相談ください。
帯状疱疹ワクチン注射 8,000円(税込)
ワクチン入荷には1週間ほどいただいています。ご希望の方は、お気軽に医師にご相談ください。
副反応として接種後に発熱、発疹や局所の発赤、腫脹(はれ)、しこりがみられることがあります。また、まれにアナフィラキシー、血小板減少性紫斑病がおきることがあります。
接種後30分程度は近くにいるか、医師とすぐ連絡がとれるようにしておきましょう。
詳しいご説明を希望される方は、医師にお気軽にご相談ください。